観察のヒント


CRAYON BOOKの領域と項目は、乳幼児教育に関わるすべての人が同じ目線になるための「視点」になります。子どもの成長と一緒に、子どもを取り巻く環境や大人の関わりを語り合うための観察のヒントになるでしょう。

子どもの概念形成に影響を与える、施設の中や周辺の環境や、食事・睡眠といった心身の成長発達に欠かせない生活環境、そして乳幼児期の学びとも言われる遊びの環境の設計に関する領域になっています。

子どもが新しい知識や経験を得たときに、既に知っていることどう繋げるか(=理解)を促す関わりと、大人との信頼関係を土台にして見られる、知識を活かした行動や表現(=納得)を促す大人の関わりに関する領域になっています。


さまざまな感覚刺激(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)による経験を通じて、「○○ってこういうこと!」だと物の名前や出来事、ルールなどを学んでいくプロセスの特徴に関する領域となっています。

五感や言語、数といった概念が形成されることで知識になり、「こうしてみよう」「できるかな?」と自分なりに知識を基に感じたことや考えたことを表現する特徴に関する領域になっています。